HYDRAULIC JACK
油圧ジャッキ
一般的に非常用の可搬式発電装置は、あらかじめ定めておいた場所に保管され災害が発生した場合、その保管場所から災害発生現場へ移動させ電源の供給を行う方法で使用されています。
また、災害時のみの使用に限定せず、予備発電整備の保守または更新工事時に商用停電時のバックアップ用電源として年間を通して有効活用する場合は稼働率が高くなり、運搬・設置にかかる費用も増大することになります。
この油圧ジャッキ装置はその運搬・設置に掛かる費用を最小限に抑えることを目的に開発したものです。
可搬用油圧ジャッキ装置 設置イメージ
可搬式発電装置は、運搬用トラックに搭載されたまま仮置き場所まで誘導されます。
仮置き場所に到着するとジャッキ装置によりトラックから下されます。
そのままジャッキを下ろし、仮置き場所に設置されます。
HYDRAULIC SHUTTER
油圧シャッタ
従来のシャッタは、発電機室及び機械室の盤面には、給排気用の換気口が設けられ、この換気口を開閉するためにシャッタが設けられています。
これには風圧式のシャッタが多く採用されていますが、シャッタのフラップ板が、常に浮動く状態になっているために、気密性が低く次のような不具合を招いていました。
1.ホコリ、塩分、硫化水素等による腐食により動作不良となる。
2.室内での温度管理が不安定である。
3.風、雪、雨などの吹き込みを防止することができない。
4.悪天候時の確実な動作ができない。
弊社では、従来の不具合を解決するとともに、強度、耐久性に優れ、さらに停電時においても作動できるシャッタ装置の開発をテーマに、次のような特徴を備えた油圧式シャッタ装置を開発いたしました。
油圧シャッタ「クレス」の特徴
1.フラップ板に強い負荷がかかっても確実に作動
フラップ板を油圧シリンダで回転させることで、フラップ板に風圧等の強い負荷がかかっても確実に開閉ができます。 フィルタ(オプション)により、ホコリ、風、雪、雨の侵入を減少することが可能。
2.高い気密性を確保
シャッタ軸に常に油圧が加わっているため、フラップ板が確実に固定されて、高い気密性が維持できます。
3.歪み、たわみなどに強い
4.停電しても開、閉が可能
停電や災害などで油圧ポンプが作動しない場合でも、手動弁の操作及び緊急電磁弁で開又は閉の動作をさせることができます。 (外部へ故障信号を送ることも可能)
5.従来の設置場所に取り付けが可能
6.自動制御による開閉動作及び風量調整も可能
7.構造も堅固で耐久性に優れています。
8.発電機室等で、一般取扱所等危険物の規制を受ける場合でも対応ができます。
9.標準以外のシャッタ寸法にも対応できます。